小説の書き方

【これから小説家を目指す方へ③】可動と不動を見極める

タイトル

はじめに

こんにちは、クロンです!

最近は投稿している小説のストックも少なくなってきたので、また続きを考えることに心血を注いでおります。

ですが本業や家事育児により、土日ですらまとまった時間が取れないことも多々あります。

この投稿を読まれている方も、同じような経験をしているのではないでしょうか?

人が持っている時間は一日24時間と平等です。

そこから仕事や生活などの、どうしても省けない行動に費やす時間を引き、残った時間があなたの可処分時間/資源(自由になる時間)です。

その自分に残った可処分時間/資源を、どう使うべきか

同じような考え方で、可処分体力や可処分所得……など、自分に残った自由に扱える物事の基本的な使い方について考えていきましょう!

自分で動かせるものと動かせないものを見極める

先に述べた通り、私の時間や体力は最近、極限状態(?)です。

仕事に行って、帰って夕食を作り、風呂を入れて、皿を洗い、子育てをして、就寝し、また朝5時に起きて6時に出勤していく。

日々こんな暮らしをしていくうちに、自分に残ったエネルギーや時間は、どううまく使えばいいんだろう?

どうすれば、もっと手元に残る可処分資源が増えるんだろう?と考えていました。

自分の生活がいっぱいいっぱいだったため、まず誰かに助けてもらうか、頼らせてもらおうと考えてしまいました。

まず一番身近な存在である妻に、帰宅後の夜ご飯を作って貰ったり、家事の一部を負担してもらおうと考えました。

でも妻から得られた答えは「子育てでしんどいから無理」とのことでした。

私が仕事に行っている日中は、妻は子供を連れて、すぐ近くに住んでいる義両親の家に行っています。

なので近くに親類の住んでいない家族や、常勤の仕事を持っている人よりかは、子育てに対する労力は少ないと思っていたのですが、あてが外れました。

もともと体が弱かったこともあるので、仕方のないことです。それに子育ては時間も労力も多くかかるものです。

日々多くの時間を子育てに使ってくれている妻もしんどい状態であることは、事前に分かっている筈でした。

それが分からなくなっていたほど、あの時の自分も追い込まれていたのかもしれません。

誰かを頼ろうと思ってた自分。

そこには他者への甘えや期待がありました。誰かが自分を助けてくれるのではないかと、勝手に思っていました。

不眠と過労とストレスに蝕まれていくうち、考えること自体がしんどくなり、将来への希望なども考える余裕はなくなっていました。

「いつまで、こんな状態が続くんだろう」「どうすれば解放されるんだろう」

そんな時間を続けていくうち、自分が誰かに期待していたこと。自分以外の誰かの状態を変えることによって、自分の状態を変えようとしていたことに気付きました。

誰かに期待して、その期待が叶わなければ、勝手に自分の期待は裏切られたのだと、そう思うことが本当に嫌でしかたありませんでした。

そこから、

「他人は動かすことが出来ない。自分がコントロールできるのは自分だけ」

という当たり前のことに気が付きました。

今までの自分は、日々の生活で残った僅かな可処分資源さえも、他人を動かすために使っていました。

妻を説得したり、子供が早く寝るように試行錯誤したり。。。

そんな可処分時間や可処分体力は、文字通り海の藻屑に消えていきました。

でもそこから、私はこれから、自分が起こす行動によって自分の期待した結果を生み出すように意識を改めました。

時間が必要であれば、効率的に自分が動いて家事をしたり、家事の一部を機械に任せたりして、自分の意思で時間を捻出する。

体力や睡眠時間が必要であれば、上記により節約した時間を睡眠にあてたり、ストレッチの時間にしたり。

自分の今持っている限られたリソースの中で、何かを変えていきました。

そうしていくうちに、他者への勝手な期待や、期待が外れた時のイライラもどんどん少なくなっていきました。

こうして私は、自分の人生をコントロールするためには、自分の意思でコントロールできるものを見極めることが大切であることに気付きました。

おわりに

いかがだったでしょうか?当たり前のことなのですが、頭が疲れている時などは、こんな簡単なことにも気付けませんでした。

でもこの考え方は人生のあらゆるシーンで応用が効きます。

時間がない時、体力がない時、お金がない時、スランプに陥った時。

そんなマイナスな時期、つい誰かを頼りたくなったり、自分でコントロールできないものが自然と自分にとって都合のいい状態になることを期待してしまいます。

ですが、そんな都合のいいことは生じにくく、期待を裏切られれば、返す刃で相手に恨みを持つことにもなりかねません。

なので、自分自身のできる範囲内で、状況を打破することを一番に考えてみましょう。

別に「誰にも頼ってはいけない」などと言うつもりはありません。

頼れる人がいて、助けてくれる人がいるのであれば、頼ってしまえばいいと思います。

ですが、もしそれでも状況が解決しな場合は、最後は自分から重い腰を上げ、積極的に行動しなければならないということが言いたいのです。

そうして、もしうまくいったなら、また次に嫌な状況になっても、自分で解決していけるという、自信や実力がついていくように思います。

このブログ自身は、初心者小説家向けに書いているところがあるので、自分を含めたその方たちに言うとすると、

「小説が行き詰まったり、もうやめたいと思ったとき、まずはその原因候補を挙げ、自分の力でそれを壊す一歩を踏み出そう!その段取りも自分で自由に決めていこう。」

と伝えたいです。

小説が長い間報われなかったり、やめたくなる時もあるでしょう。

でも、その時々で、どうやって効果的に問題を突き止めてそれを解決できるのか、自分のペースで少しずつ考えていきましょう。

あなたは決して一人ではありません。でも、貴方の人生の主人公は、貴方一人だけです。

読んでいただき、ありがとうございました!

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