小説の書き方

【これから小説家を目指す方へ】何のために、何をするのか

タイトル

はじめに

こんにちは、クロンです!

最近自分の人生を見直してみて、よく「何のために、何をするのか」を考えるようになりました。

学生時代や結婚前、子供ができる前は、ただ生きる、楽しく生きることに必死で、足元を見ずに前だけを見て突っ走っていった人生でした。

時間、体力、向上心、未来への期待……何に対しても前向きで、人としてのリソースが豊かだった頃です。

しかし、今の自分を鑑みると、人生を迷走しているような気がします。

自分の根源的価値観(一等星)については、なんとなく見えているものの、それ一直線には進めておらず、曲道を歩きながら、迷走しながら少しずつ近付いていっている感覚です。

本日はそんな自分の人生のあやふやな下地を固くするために、未来に立つ理想の自分について、一緒に考えていきましょう。

よろしくお願いします!

何に悩んでいるのか

あなたは日ごろ何に悩んでいるでしょうか?

何を考えて、日々生活しているでしょうか?

私は「手元に残った可処分時間を何に使えばいいか」について、日々考えています。

美味しいものを食べること、ゲームや読書などの趣味に没頭すること、家族と過ごすこと、旅行に行くこと、何かショッピングすること、日々不足した睡眠を補うこと。。。

結局は何かを選ぶことになるのですが、選んだ結果を先の未来で振り返り、「本当にあの選択でよかったのか?」と考えることもあります。

後で振り返っても後悔しない、満足する選択とするためには、

何のために、何をするのか」を十分に考えることが重要だと思います。

自分の人生や将来のことを考えて、今の時間は何をするべきなのか。この選択が未来にどのような影響を与えるのか。

それは、時には労働だったり睡眠だったり、趣味に没頭する時間だったりします。

その良し悪しは立場や時間などに左右され、必ずしも明瞭に判断が出来ないことも多いと思います。

では結局、何が言いたいのか、というと

私は数日間ほど考えた結果、「自分を納得させるだけに足る理由を見つけることが大事」という結果に帰着しました。

結局は全ての結果や行動の評価者は、未来のある時点に立った自分自身です。

つまり、未来の自分が最終的に頭を前に振れば、全てOK、ということです。

浪費しようが、消費しようが、投資しようが、それは関係ありません。

すべては未来の自分次第です。

そして今現在を生きる私達は、未来の自分が下す裁定を予想するしかありません。

なので端的に言うと、「将来の自分からどのような評価を得たい」、そのためには「今どんな行動を取れば、理想の将来の自分から良い評価を受けられるか」と考えて行動に移してみましょう、ということです。

幸福の真贋

最高に幸福な人生を想像してみてください。

お金があって、時間があって、労力があって、自由があって、やりたいことをやり切った、またはやっている自分……それをもう少し具体的にです。

いいでしょうか?

その思い浮かべた一つ一つの事柄は、なぜ、あなたを幸せにするのでしょうか?

本当にそれはあなたを幸福にするものですか?

例えば、ゴージャスな生活を思い浮かべた人が、金銀財宝に埋もれた人生をイメージしたとします。

その周辺で転がっている宝石を一つつまんで、あなたに質問します。

「この1つの宝石は、なぜあなたを幸福にするのですか?この宝石はあなたの幸せの根幹を構成していますか?あなたが幸福になるには、こんなにも多くの宝石が必要なのでしょうか?」

今回、全体を通して、私がみなさんにお伝えしたいことは、このセリフです。

幸福な人生を想像した際、そのシーンに映った多くのモノは、実はあなたの幸せに必要ではないかもしれない。

いかがでしょうか?

あなた目指す幸福は、本当にあなたの真の心から零れ落ちたものですか?

誰かに与えられたものではないですか?

過去にTVや漫画などに影響され、勝手にあなたの頭の中に植え付けられたものではないですか?

そんなに多くを手に入れたり、成さなければ、あなたは幸せになれませんか?

遥か遠くの幸福を追い求めようとすると、蜃気楼のように遠ざかってゆくばかりです。

いつまでもいつまでも、その理想郷に辿り着くことが出来ないとわかった時、それは絶望となってあなたの心を蝕んでいきます。

辿り着けない理想郷を追い求めるより、辿り着ける理想郷を追い求めましょう。

今一度、問います。

あなたが幸せになるには、最低限何を手に入れ、何を成せばよいですか?或いは、あなたはどのような状態にあれば幸福でしょうか?

偽りの理想や幸福から、偽りの外装を取り除きましょう。

現れた内容物から、さらに不要な部分を取り除きましょう。

そうして知った真の幸せは、あなたの手で掴めるものです。

あなたが歩いて辿り着ける理想郷です。

触れようとすれば、確かに触れる、輪郭を伴った実像です。

誰でも、どんな人でも、どんな状況でも、近くにある幸福は掴めます。

幸福を見極める真贋。

これが今後の人生に必要なことだと思います。

以前、私は理想郷を追い求めました。

使いきれないほどの財と時間、成し遂げた物事、秘められた可能性、永遠と続く人生と健康。。。

一度きりの人生、人一人の人生では、届くはずもありません。

何かを追い求めていくばかりでは、もうすでに持っている物や成し遂げた事を重要性に気付けないものです。

すでに理想郷に辿り着いていたとしても、さらにその先に見える輪郭の定まらない偶像としての、さらに広大な理想郷。

それを追い求めることに夢中になり、自分が既に理想郷の住人であることを忘れ、幸福を感じることが出来ずに、ひたすらに欠乏感や絶望、切望に苛(さいな)まれる。

自分のことを不幸だと思い込んでしまう。

過剰な物事、過剰な幸せを追い求める。

それは、それ自体が不幸な状態でしょう。

本当は幸せなのに、不幸だと感じてしまう。もっていないと思います。

あなたの人生、あなたの生活はどうでしょうか?

過剰に幸福を追い求めてはいませんか?

もし、幸福な生活までに足りないものがあるなら、いくつか挙げてみましょう。

その数は本質的には少ないはずです。すぐに手に入れられる物のはずです。あなたは届きます、必ず。

例えば、考えやすいので、お金を例に挙げてみましょう。

1億円あれば幸福だと考える人が、手取り年収100万円だったとします。

その人が真に幸せとなるには、何円必要か計算しましょう。

現代でいえば、人によって異なるでしょうが、手取り年収250万円ほどとしましょう。

月で割れば、ざっくり、ひと月20万円ほどでしょう。

その状態にするにはどうすればよいか考えてみましょう。

転職、副業、アルバイト、節税、社会保障制度の活用。。。いくつか方法があります。

私がお伝えしたいことは、幸福を手に入れるために年収1億円も必要なということです。

確かにそれだけのお金があればできることは増えます。

でも、できることが増えるだけなのです。

手に入るものが増えるだけなのです。

そのほとんどは、人の幸福に過剰だと思われます。

「私は買い物しまくることが趣味なんです。お金を使うことに幸福を感じます。」

という人がいるかもしれません。ですが、それが全てではないはずです。

確かに、過剰なお金で手に入る幸福もあるでしょう。

ですがここで、他の方向からもアプローチしてみましょう。

幸福に至る道は一つではありません。

お金を使わなくても、幸福感を感じることは無数にあります。

上述した人は、おそらく他の幸福への辿り着き方を見つけていないだけです。

友達と遊んだり、家族と過ごしたり、テレビを見たり、本を読んだり、美術館へ行ったり。。。

この世界にはチャレンジできる事柄が無数に存在しています。

今までやったことのないことにトライしたり、行ったことのない場所に行ってみましょう。

新たな発見があるはずです。

お金にばかりフォーカスされていたあなたの視界は、さらに視野が広がり、様々なものを見ることが出来るようになるでしょう。

そして、過剰なものは必要なく、あれだけ離れていたと思っていた自分と幸福の距離をずっと近くに感じるようになるでしょう。

これを書いていた自分自身も、書きながら改めて気づくことが多かったです。

ブログよ、ありがとうございます。

さいごに

今回、数日間、紆余曲折しながら書いたので、項目ごとにまとまりがなくて申し訳ありません。

まとめると、以下のようになります。

  1. 自分の現状を理解しましょう
  2. 理想の自分を想像しましょう
  3. 理想の自分から過剰な部分を削ぎ落しましょう
  4. それでも自分の現状から足りないものがあれば、足りない部分をどうすれば補えるか、具体的に方法を考えましょう

私もまだまだこれから、真の幸福を見つけていく段階です。

もしかしたら、もう幸福なのかもしれません。

これ以上の可処分時間を追い求める必要はないのかもしれません。

ありがとうございます。

今回書きながら、いろいろと考えさせられたり、考え方が変わる投稿となりました。

いわば、とりとめのない、自分自身との対話だったのかもしれません。

少なくとも、本タイトルにもあるように、これから小説家を目指す自分は、小説を書けること自体が幸せです。

それは、おそらく、真の幸福の一部となるでしょう。

何のために何をするのか、どれほどそれをするのか、それをすることは自分に十分な幸せをもたらすのか。

私の答えは以下の通りです。

小説を書いて自分の創造性の発露をつくることによって、幸福を得るために、自分の人生をかけて細々と長く書き続けていく。それは自分に十分な幸せをもたらし、人生を豊かにする。

もし、何かのお役に立てれば、私はもっと幸せです!

ありがとうございました!

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